老いのひとこと

                慈雨

農作業雑記

其の一

室内で人為の手を加え大事に育てられた苗は野性味乏しく脆弱だ。

一見瑞々しくも映るが矢張り地植え後の経過よろしく無く一つ二つと恰も天日に蒸発したかのように姿を暗ませて逝く。

連鎖して第三第四の犠牲者を輩出しないとも限らない。

目下のところ白菜四株とブロッコリの一株づつが消失し悔しく残念に思うが自然の淘汰には勝てない。

 

補充する時期を何時にするか今暫し様子見と致そう。

 

其の二

法蓮草の芽が出ない、こう暑くては発芽意欲を喪失させたに違いない。

蒔く時期を違えては話にならない。