老いのひとこと

今日は素焼きの窯出し日、五枚のパーツを繋ぎ合わせた花器と高床式倉庫が気掛かりだったが何とか解体は免れた。

但し、やはり接着面が部分的に剥離し危うき状態だ、先生に問い質せば本焼きでは分解こそ免れるだろうが相当歪んだ形で焼成するでしょう、それを承知の上で万が一の奇蹟を信じるしかありませんねと諭された。

高床の倉庫の四脚が不揃いで安定性を欠いたのだが辛うじて起立して呉れた、無安定さを囲いながらも倒壊の恐れ秘めながらも確と持ち答え踏ん張る姿が如何にも頼もしくはないか。

不安定さの中に安定さを兼ね備える、面白いではないか。