老いのひとこと

   無断掲載

資本主義は崩壊しやがて社会主義社会に移行することを彼のカール・マルクスは説いた。

此の資本論的亡霊が21世紀の今日まですら生き永らえるから驚きだ。

現体制を暴力革命で転覆させ共産主義社会が到来することをまさか正気で信じては居るまいに。

でも此の悪夢の到来を未然に防禦いたさんと経団連会長は24億の献金を体制保持のための社会貢献だと豪語し自民党政権を後ろ押しすることを決して憚らない。

要するに金の力で政治を動かすことは有って当然当たり前の事のように前時代的な御認識の持主が此処にいらっしゃる。

東大出の秀才と云えども此のザマだ、経団連傘下の企業は元より諸多の企業団体が挙って安倍派のパーテイ券に飛び付き競うように買い漁り生み出された巨億の裏金が票集めの政治資金として堂々と暗躍する。

 

体制保持が転じて今や野党の分断と弱小化、其の破壊工作に躍起となる。

あの「悪夢のような民主党時代」何度聞かされたものか。

現金で買い集め誘き寄せた得票で自民党による自民党のための独裁政治が安倍・菅・岸田へとつづき、今漸くにして其の本陣に東京地検特捜部の手が入るに至った。

実に歴史的な快挙が今始動し始めたのだ。

遂には政権の中枢たる松野長官に火の手が回り更迭騒ぎに至った。

火の回りは早く恐らく岸田政権は火達磨に陥り、果たして内閣改造だけで収まるものか或いは自主的総辞職に追い遣られはしまいか。

当分目を離せない。

それにしても不思議なのは「公明党」「国民民主党」「日本維新の会」らは裏に回り手を合わせ援護しているかに映ることなのだ。

 

札束が動いて国政の権限を牛耳る非民主的は金権政治の終焉の時が愈々迫り来る。

胸がときめく、戦後79年目にして漸く日本国の神々しい初日の出をワクワクドキドキ感で迎え入れねばならない是非とも此の眼で確と見届けねばならない。

 

立民の内閣不信任案は粛々と否決するとの速報が入る。

でも此れを切っ掛けに政局が大きく急旋回しそうなそんな予感がしてならない。