老いのひとこと

雑草園顛末記

夏草や

怠け者への

罰の跡

 

藤井造園は枝葉の処理こそ済ませて呉れたが地上の枯れ葉の処理までお願いいたすは流石に気が退ける。

第一御身が85歳で何分手間賃が15000円で其処まで無心いたすは余りにも烏滸がましすぎよう。

正直、後始末が大変であった、数年間ほったらかしの文字通りの雑草園に丈30センチのスギナが密生し所構わず実生のマンリョウが林立し其処に割って入るように「蛇の髭」が根深く繁茂する。

そう云えば十数年前には此の一角にシマヘビが出没したはずだから「蛇の髭」が其処ら中に転移しても可笑しくない。

そして其処をねぐらとする白山石楠花と西洋石楠花が絡み合って大乱闘中なのだ。

 

炎天下に密林に這い蹲って鋏と鋸を持って死に物狂いで人生最後の大格闘を演じた。

 

ゴミの山

して遣ったりと

凱旋す

 

 

6;31震度5強、能登地震再発、10分後に志賀原発の無事を報ず。