独り言

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初詣に倶利伽羅不動尊へまいる。
此処へも善男善女が大勢繰り出しごった返す。
みな護摩祈祷に畏まってこうべを垂れる。
ご本尊である不動尊の燃え盛る炎に諸々の煩悩を焼き捨て、諸々の念願成就に願いを奉る。
本堂に立ち込める香の煙と僧侶たちの読経の響き、太鼓やすずの鳴り物が雰囲気をいやが上にも高ぶる中、護摩木を焼く黄金色の炎がめらめらと火の粉を撒き散らしながら燃え盛る。
クライマックスに至り、一種異様な空気を醸し出す。
そして、みな満足したような顔をして帰路につく。
参賀のための参道には車列が延々と何処までもどこまでも伸びていた。
どの車中にも、大勢の善男善女が気長に待っていた。
ラジオでオウム事件の容疑者が自主出頭したことを伝えていた。
13人の死刑執行は間違いなくまた伸びる。
良い事かよくないことか、わたしには分からない。
不動尊はどう判断なされるものやら・・・