老いぼれの独り言

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金沢高校の先生が無免許で授業を担当したのだと、地方紙はまるで鬼の首でも取ったかのように大きく報道した。
 なるほど無免許運転はよろしくない。
 しかし、そのお方には教えることのでき得る素養は申し分なくあったらしい。
 なにぶん十余年にわたり勤務し
学校内での評価もそれ相応どころかそれ以上だったのだという。
 人を教え導く能力とライセンスは別物だと思う。
 現に理事長も達見の人であって、私学ゆえに個性派教師を抱えることは許容範囲にあり学校経営に資する事と判断したに相違ない。
 当該教師によって金沢高校の数学のレベルが顕著に低下した証しもない。
 つまり、実害らしきものがなかったと判断する。
 現今の教育界には正規の教員免許証の保持者であり、尚且つ更新手続き完了の者の中に於いてすらもろに社会的実害が伴う各種問題が百出しているではないか。
 私学独自の個性的な教育方針とか経営方針を容認する以上、教員の資質に関わる問題には規制緩和があって然るべしと思う。
 教育職員免許法の適用は公立学校だけに限り、私学には相応しくない。
 また、私学助成金減額措置は教育の機会均等に反する。
 とんでもないことである。
 
 何分にマスメデアは世間一般のあら捜しに専念し荒立てるだけではなく住みよい心地よい世の中に寄与するよう充分に配慮すること肝要なりと存ずる次第です。
以上のようなことを強く感じた。