老いぼれの独り言

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續 
新聞もテレビも、どうも厳正なる中立中道を追求すべき公共機関とは言い難い。
カミさんに新聞購読と受信料契約を解約したい旨申し出てみたが駄目だった。
猛然と反対論を主張された。
 
それで敢え無くクラッシック音楽に夢中にならざるを得ない。
これしかない、窮余の策なのである。
 
よく分からないがクラッシック音楽が一番気持ちが休まる。
また、気持ちが高まり気持ちが充実し、気持ちが落ち着く。
 
N響をみていると、楽員各々の自己主張がみられ各人各様の自己表現力が見て取れる。
一人一人の楽員の個性と言おうか感情表現の多少加減、もっと言えば芸術的表現力の在り方にまで掘り下げる事が叶う。
身振り手振りを交え身体全身で何ものかを表現しようと奮励努力の軌跡が残像として脳裏に焼きつく。
大袈裟すぎる仰々しきパフォーマンスがあれば片や微動だにしない姿勢で不動心の何ものかを訴え続ける奏者もいる。
渾然一体とした調和はなにもハーモニーだけではない。
楽員各々の表現法が織り成す楽団が一丸となった一大ハーモニーが素晴らしい。
コンタクト棒で指揮するコンタクトマスターの一糸乱れぬ統率力が最後の最後にものを言って〆る。
 
見るもの聴くものに多大なる感動を与える。
一心不乱に全身全霊で試錬に立ち向かう心境は武道に見事相通ずるのです。