町内よもやまばなし≪4≫

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町会よもやま話
 
少なくとも自慢じゃありませんがわたしの人生行路上には「長」と名のつく役職には縁も所縁 (ゆかり)もなかった。
社会的地位も肩書も築いた資産も何もかもあるはずがない。
政治力も説得力も社交術もこれまたあるはずがない。
「ない」「ない」尽くめの此のわたしに、いきなり二つの「CYOU」が舞い込んだ。
CYOUKAICYOUの二つなのです。
蝶々のように浮かれ舞い上がってもナンセンス、何処へ飛んでゆくわけにもゆきません、嗚呼あわれなり。
おのれ一人を処するに梃子摺っている者がこんな大役を二つも引き取ってどうするのかと家内は心配している。
成る様にしか成らないので気にはしないようにするしかない。
とにかく此の世は住みにくいのです。
あの漱石先生ですら例外ではなかった。
先生は芸術の世界に身を置きそれを紛らわす上手な手をお持ちであった。
差し詰めわたしにはいった何があろうことか・・・
 「ない」「ない」尽くめの者にはケーセラーセラしかなかろうが・・・
 哲学とか理念なんてとんでもない。
 そんなものいらないですよ。
 役に立ちませんよ。