老いぼれの独り言

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ひとりごと=その4
数式
Ⅰ 2-1=1
Ⅱ 1-1=0
此の数式に再びこだわり一言申し述べたい。
式Ⅰの「2」なる数字はわたくしのみが知り得る (いわ )く有りげな数字には違いない。
11日の午前11時58分に撮影したデジカメのデータが1枚ある。
いま思えばシャッターを立て続きに押せばよかったと思うが如何ともし難い。
この写真をば最大限に拡大して肉眼で分析するが1匹にしか見えない。
処が、その撮影の折に火ばさみで頭部を挟んで紛れもなく生存していることを確認した。
のみならず、尾を震わせた威嚇音を耳にした。
何故かしら此のうごめく物体が二つあるようにわたしの目には焼き付いてしまっていた。
 
此の目の錯覚か誤認か老人性乱視かは定かではないが、此の事がその後の推移に長く尾を引いてしまった。
「2」と云う概念がわたしの頭の中にインプットされてしまった。
そして、翌12日の午後8時半過ぎの頃に有志の方のお力添えを得て1匹を捕獲した。
式Ⅰ 2-1=1  となる。
もう1匹が今以って行方不明のまま時が経過した。
近隣からの諸々の要望の聲が高まる中「2」が「1」となる可能性をわたしなりに詮索し始めていた。
自己防衛や自己擁護の為ではないのだが自己欺瞞 (ぎまん )に繋がって行く懸念はよくよく承知した。
連休明けの16日早朝キヨシ君宅に赴き単刀直入尋ねた。
わたしが貰ったのは「1」か「2」かそれとも「3」なのか忌憚なく答えてほしいと懇願し、彼の口からは「1」しかやってはいないと返ってきた。
決して誘導はしてない。
不信ならば、本人から確証を執ればいいことだ。
式Ⅱ 1-1=0
が成立した。
正直言ってわたしの肩の荷が急に軽くなったことを覚えている。
処が案の定、それは束の間の糠喜 (ぬかよろこ )びに過ぎなかったことに気付くのです。