老いぼれの独り言

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何時ものふれあい体育館で何時もの練習メニューを (こな )していたら見掛けない奥方からお声が掛かった。
卓球の相手になってほしいという、つまりはわたしと一緒に卓球をして遊びましょうというお誘いの言葉に他ならない。
面識なきご婦人ではあったがむげに断る程野暮なことはない。
一男性として応諾せざるを得まい。
お引き受けしたのだが相当のつわものでシャークハンドでわたしの打球をことごとく軽々と返されるではないか。
先方さんは誘うだけあってなかなかの実力の持ち主だ。
あしらうどころかわたしの方が彼女に軽くあしらわれてしまったではないか。
いつもお世話頂いている板宮ご夫妻とは球足、球質が全く異質なのである。
梃子摺 (てこず )りながらも懸命に返球に (いそ )しんだ。
どうしたことか、引き続き別の男性お二人からも此のわたしに挑戦状が突きつけられたではありませんか。
内、お一人とは50本を超えるラリーを成就したではないか。
此れあっ晴れ、収穫ありと云わざるを得ない。
(ひとえ )にこれは板宮ご夫婦から頂いたご指導のたまものに他ならない。
わたしにしたらこの齢にして学習効果を明かにした何よりの証しになるのです。
台風一過の秋晴れのもと今日は何とも素晴らしき卓球デーをプレゼントされたことになる。
此れこそ真の敬老なり。