老いぼれの独り言

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 台風17号の余波を受けて9月4日の午後3時ころ此処野田山一帯に風速30メートルに及ぶ突風が吹き荒れたのでした。
 その折に、巨樹ウワミゾザクラが根こそぎ打っ倒れてしまった。
 その後、倒木処理に当たられた「夛田緑化」さんのご好意によって其の一部をお裾分けして頂戴するに及んだ。
 処が何分、余りにも巨大すぎて始末に負えぬ事態に陥り止む無くその場に放置したままにした。
 その間、窮余の一策がなかろうかと各々方に当たってみたのです。
 先ずは、郷土史家兼巨樹研究家でも在られる舟田さんからお知恵を授かったがなかなか話しが前には進まない。
 次いで、弓の名手村本さんに木工芸の聖地「砺波」で活躍中の知友の方に折衝して貰ってはいるが未だ音沙汰がないのは残念。
 更には、建築現場を持ちそれに携わる息子と椅子造りの現場に身を置く二人の息子にも当たってみるが色よい返事がない。
 そして、ご近所の森さんは白山連峰の峰々をほとんど踏破された根っからの山男で自ら採集した木株から木彫作品を手掛けられた程のお方なのだが物体が大き過ぎると辞退されてしまった。
 もう一人、ご近所の水口さんは全国津々浦々隈なく巡り歩くこれまた根っからのグルメ通のお方なのだが知友に木彫工芸の巨匠外ならぬ灰外氏に面識があるのだとおっしゃるではないか。
是非とも、話だけでも持ち掛けて頂くよう強く依頼申したところなのです。
 年内に決着しなくてもよい、とにかく朗報を待つしかない。
 いずれにしろ、たかが倒木一本の事で斯くも多くの方々に心労を煩わせてしまい恐縮する次第、併せて親身になってのご厚情に篤く感謝申さねばなるまい。