老いぼれの独り言

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 単なる詭弁か戯言に過ぎないがわたしにしたら12月23日の「稽古納め」が「稽古始め」に他ならず来春1月2日の日には参加するであろう「稽古始めの日」こそが「稽古納めの日」と相成りはしないだろうか。
 それ程までも、嘗てには足繁く通い詰めた「剣道教室」と「県武道場」とはここのところは全くと云ってよいほど疎遠となってしまった。
 嘆かわしい限りだ。
 気恥ずかしい思いで、本日は市連の稽古納めに参加し敬虔なる心境で道場の床を踏ませていただいた。
 とは言うものの正直なところ、わたし如き老輩者が厚かまし過ぎはしまいか、気まずい気おくれしたような邪な弱気が胸中を横切ったのでした。
 しかし一度対峙いたせば、此のわたしはまるで発狂したかのような裂帛の気合いと気勢でおのれを鼓舞し、渾身の力で正面打ちを爆発させていたではないか。
 全身全霊を傾けろ!
 一心不乱に打て!
 右足攻め込み打突を忘れるな!
 捨て身だ!
相打ちに徹せろ! 
気剣体一致だぞ!蹴り足引付けダゾ!
 
色んなことが次ぎから次へと脳裏を走る。
下手糞ではあるが齢相応の剣道が出来たと得心した。
おのれがおのれ自身に佳くやったと褒めてやった。
全身には心地よい疲労感が広まったが心中には清々しい充足感が漲った。
 
本日は多田、土田、横尾、金谷、押田の諸先生方に心行くまで揉んで戴いた。
こころから感謝申したい。