老いのひとこと

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/21本日を以って鶴来日曜会稽古が再開した。

対人稽古の全面解除には至らないが面マスク着用で掛け声発声を慎みながら無声の稽古に勤しんだ。

三か月間のブランクは体力取り分け脚力の劣化著しく打突後の余勢での突進が実に惨めなくらい見すぼらしいのだ。

送り足での体捌きが何ともたどたどしい限りだ。

切り返しと正面打突を三十分で早々に切り上げた。

有声から無声へと上達進化の道を辿るとは言うが声無くして気剣体一致の打突はわたしには敵わない出来っこなかった。

やはり裂帛の気迫を充満させるには有らん限りの懸け声が伴わなければ成り立たないことを嫌という程知らされた。

言うなれば不完全燃焼に終わったがそれでも剣道形の域に至れば額より大粒の汗が滴り落ち充実感を十二分に味わい得た。

その内新しい稽古様式にも慣れ親しむようになることでしょう。