新年の抱負
四つ目の戒め
≪あなたは週に一度だけで良い防具を着装し打ち合わねばならない≫
欲張ってはいけない、週にたったの一度だけでいい面を被り裂帛の気合いを示さねばなりません。
試合ではない、切り返しと正面打ちの基本打突に精魂を込めねばならない。
安易な妥協を許してはいけません手抜きの打突は許されません。
おのれの脳天を叩き割る気迫で元太刀目掛けて突進し面布団をハシッと切り裂きます。
だからその都度その都度精一杯の声張り上げて「打たせて頂き有り難う御座いました」と恭しく礼を言うのです。
子供じみていようが罵り喚き怒声を館内に轟かす、剣道は此れが許されます。
遠慮は無用なのです。
下手糞なるがゆえにせめて声量で勝負いたさねばならないのです。
その為に面を被り剣の五徳を頂戴いたすのです。
一息の切り返し、此れまた堪らないのです。
空手の道場訓に掲げる「守」「破」「離」を拝借しました。
わたしは今以って「守」をば精進いたす身なのです。