老いのひとこと

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コロナで自粛していたお稽古を何日ぶりかで再開した。

幹事のヤーさんからもうそろそろ如何でしょうかとお誘いを頂いた。

好い切っ掛けを儲けて呉れて感謝いたさねばならない。

此の歳になって尚且つ竹刀を握らねばならない大それた大義などわたしは持ち合わせてはいません。

あの道場の床を踏む絶好のチャンスをみすみす見過ごす手はない、それだけです。

要は好奇心旺盛な欲張りジジイさんなのです。

とは申せ一か月以上のブランクは気力体力は元より取り分け脚力の劣化退化が著しい。

兎に角、無理は出来ない無理をしたらもの笑いだ。

くれぐれもおのれに言い聞かせた。

倒れてしまえば全てが御仕舞いだ。

 

倒れる前に予兆を感知したら逸早くギブアップのサインを出さねばなるまい。

 

 

面を被り切り返しと基本打突を熟し形を打ち合い、序でに模擬刀を振り手の内の感触だけを確かめた。

何よりも久方振りに臍下丹田に得難き充実感と充足感を頂戴してきた。