老いぼれの独り言

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面紐が切れることは偶にはある。
先日のこと胴紐が切れました。
乳革ではなく紐そのものが結び目でぷっちり切れてしまいました。
通称「冑結び」で乳革に結んでいたものを稽古後おもむろに外そうと端っこを引っ張りますればプッチン切れてしまいました。
プチ切れとか逆切れとは関係はない。
怒りが心頭に発したのではなく心頭を過ぎり心頭をかすめて行ったことはわたしの最期も斯くありたい斯くあって欲しいと願ったことだ。
この胴紐にあやかってぷっちりポックリと旅立ちたいものだ。
好きなことを為して道場で本望を遂げれば云うことなしと果たして申されましょうか。
いやいや然に非ず、飛んでもない過ちになりましょうに・・・
世間様に、第三者のみなさん方に多大なるご迷惑をお掛け致すは必至のこと、此ればかりは絶対に罷りならんことなのです。
やっぱり、ぽっくり致すのはわが家の布団の上がいい。
迷惑を掛ける人は少ないほうがいい。
家内だけでいい。
 
鉄舟先生は胃癌を患いながら激痛に耐え結跏趺坐の姿勢のまま絶命為されたという。
そんな真似は出来っこない。
やっぱり、ぽっつんが一番いいのだが・・・