老いぼれの独り言

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日々の足取りを記しております。
性懲りも無く又しても失敗を仕出かしました。
「ふれあい」から「つるぎ」へ場所を替えおもむろに道場の床を踏んだ。
先客がお一人既に的前に立たれて辺り一面に的中音を轟かせていられた。
相当の強者とお察しは致したがどなたかは存じ上げなかった。
わたしは静々と巻藁の前に立って足踏みの動作に入ろうとした矢先に突然横槍が入った。
「失礼だがお足袋は如何されましたか」と威圧感はないが実に重々しいお言葉であった。
はっと我に返り赤面して顔が火照ったが既に外気の温度が急上昇していたので猶のこと冷や汗ものだった。
とは申せども、何と恥ずべきことを平然と仕出かしてしまったものか。
土下座の姿勢こそ取らなかったが其れこそ平身低頭の思いで陳謝申した。
“兼六道場に身を置く新参者に付き何とぞお許しを”と先方様をよくよく拝顔いたせば何処かでお見受けしている。
すると先方様より先手を取られて『兼六の城村』ですと名乗られてはないか。
恐れ入ること甚だしく返す言葉がない。
“齢を重ねて世情に疎くなってしまった”と意味不明の詫び状しか出て来ない。
先生はそんな経緯は一切気に懸けることなく、指導のポイントを的確に粘り強く体で以って示されつつ熱心に教え諭してくださったではないか。
取り分け、感服致し恐れ入った指摘点は「大三」から「会」に至った折に「本矧」=(もとはぎ)が口の部分にとどまっている。
もっと引き分けを的確に顎骨ちかくまで
絞り込むことの大切さを説諭してくださった。
 ドジを踏んだことが幸いして逸品のご指導を仰ぐことが適いました。
 これまさに「怪我の功名」と申すべき事でありましょう。
 別件でもう一つホットな快挙をクローズアップいたさねばならない。
 「ふれあい体育館」にて、板宮ご夫婦のたってのご好意で二か月ぶりにラケットを握ることが適った。
 ほんの暫しの打ち合いでしたが卓球の醍醐味が甦ったのでした。
 とても痛快でした。
 感謝申したい。