老いぼれの独り言

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剣道同好会『六水会』発足二十周年を記念しての祝賀行事が14日土曜日に居酒屋「田舎小屋」にて執り行われた。
幽霊会員同然のわたしではあるが記念すべき日であったので末席を汚した。
下手糞であれ長幼の序をきちんと弁えてくれる道場の雰囲気が堪らなく好い。
わたしを除くみなさんはみな現役でいられる。
教師、商店主、公務員、市場関係者、経営コンサルタント、銀行員、ドライバー、歯科技工士等々と多士済々だ。
みな独自の剣風と見解の持ち主ばかりで互いに切磋琢磨し合い今や六七段保有者が続出する名たる『六水会』に飛躍し成長を遂げたのだと自負されていらっしゃる。
わたしは置いてきぼりにされても一向に構わない。
むしろ、此の六水会の垂ネームを誇らしげに着用いたすのです。
処が、とある道場でわたしの垂をみて大真面目にあなたは「穴水会」所属ですか、遠藤関の後援会サークルですかと真顔で尋ねられたのには些か驚いた。
ウ冠とナベブタはよく似る、目の近い人なら止むを得ない。
 
昨晩は、久し振りに美酒に酔い剣道談義に花が咲いた。
夜風に吹かれながら凡そ小一時間の道程を歩いて家路についた。
ほろ酔い加減に千鳥足で歩むのも久し振りであった。
その時、次の三十年目は明らかに無理だと悟った。