無断掲載
代表質問の先陣を切って海江田万里さんが登壇された。
起死回生の秘策を秘めたが如き意気込みで野党第1党の存在を高らかに誇示されたのでした。
安倍政権への対決姿勢を露わに為すことは大いに可とすべきだが海江田代表は安倍総理の所信表明演説への代表質問を為すのであれば視線は議場の与野党議員たちではなく少なくとも演壇の右斜め後方に位置する安倍総理の方へ鋭き目線を注ぐべきであったのではなかろうか。
そういたせば、海江田さんは自分の質問演説を安倍さんが上の空全然聞く素振りすら見せずにひたすら答弁書を復唱するお姿が目に入ったはずなのです。
普通の人間同士の遣り取りなら海江田さんは安倍さんに向かって”真剣に耳を傾けなさいよ”
”一国の総理なら国民の声にしっかり耳を傾けて然るべきではないのか”と一喝できたはずではないのか。
今日のＮＨＫのカメラのレンズは公平無私で明らかに厳正中立を貫いていたようでした。
海江田さんは支持率改善の願ってもない絶好のチャンスを逃してしまわれました。
安倍さんはそつなく答弁書を読み上げれるようにもぐもぐお口を動かしていらっしゃるお姿を期せずして全国民に披露為されてしまったのです。
仮にほんの束の間の出来事であったにしろカメラのレンズは正直だったと思うのです。
もっともっと竹を割った様な歯切れの良い、しかもお互いの目線から火花が飛び散るような代表質問劇を演出してほしかった。
