老いのひとこと

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選挙のうたげは自公圧勝で終わった。
 戦う前に勝負は既に決していた。
 新聞の論調は全てを予言していた。
 先が見えない閉そく感は分かるがわたしは先が見えすぎた世の中にへなへなと腰が砕けて閉そく感と脱力感に打ちひしがれてしまった。
 独り勝ちはどう見ても可笑しい納得できない。
 独り勝ちするような世の中だとはどうしても思えない。
 だから敗戦の将海江田さんを激励にわざわざ武蔵が辻へ足を運んだことになりましょう。
 でも、案の定見事に討死し無慚なる最期を遂げた。
 
 
 『独走者に対し忌憚なく諌めることのできる御意見番が是非欲しい。
 独り勝ちしたお山の大将に向って厳しき諫言で以って諭すことができるもう一人別の大将が欲しい。』
 
 土鈴の句をひねっている間に桑田佳祐氏の歴史的歌唱を見落としてしまっていた。
 今朝のネットで『紅白でサザン 歌詞は時代批判!』が飛び込む。
 歌詞を検索するがNHKの放送権とか著作権に関わる理由で伏せられた。
 お山の大将一派の要らざる指しがねが入ったと思うのは嫌らしい邪推でしょうか。
 それにしても、今回は骨のある英断を下したNHKのプロジューサーに敬意と拍手を贈ります。
 それよりも、何に益しても歌手桑田佳祐氏の勇気と信念に頭が下がる。
 もともと時代遅れの人間が齢を取って益々時代遅れの年寄りになりました。
 わたしは桑田佳祐が斯くも物凄いアーチストであったとは正直知らなかった。
 あなたはお山の大将に面と向かって堂々と諫言を垂れたのです。
 凄いことです。
 あなたにしか出来ないことです。
 海江田万里の為し得なかった大技をより大きいインパクトで日本国中津々浦々に響かせたのです。
 
 
但し、巷間漏れ聞くことながらあの御方は大の佳祐フアンのお一人であってあなたとの間柄はそれとなく判らぬでもないがそれにしても元朝の目覚めはシャキッと致したのであります。