老いのひとこと

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 後藤さん殺害の大見出し。


 今日の新聞は大きな活字でショッキングな日曜早朝の出来事を伝えている。


 喪に服すもの達にはナイフをかざす黒装束の覆面男はそぐわない。


とても気掛かりだが、その身の危険はついに市井の人にまで及ぶようになってしまいました。


 


 


そして、しめやかに月曜の朝を迎えしめやかに一日がスタートしたかに見えた。


ところがラジオをひねればクラッシック音楽にも関わらず司会の男女は何時ものようににこやかに楽しげに談笑し高らかに哄笑までなさっている。


気難しいクラッシックを気安く愉快に聴かそうという主旨はよく分かるのだがせめて今日ぐらいは少し自粛し物静かな雰囲気を醸し出していただけなかったものでしょうか。


 


ついで、テレビを入れれば参議院予算委員会が映し出された。


野党第一党の第一声を興味を持って聞き入ったのだが豈はからんや然程の感慨もなく些か幻滅してしまいました。


この間の一連の政府の対応を聞き質されましたが然して異を唱えるまでもなく予算案審議の本題に入られたのでスイッチを切らざるを得なかった。


 


お二人がISに身柄を拘束されアンマンに対策本部が設置される最中に何ゆえ総理が中東訪問を敢行なされたのか、お二人の生命に危機が迫るかも知れない予断を許さぬ状況下に総理へ助言や進言とか諫言の類いを為されたお方が内閣官房サイドに果たして何人くらいいらっしゃたのか其の際に果たしてどのような遣り取りとか問答が取り交わされたのか知りたかったのです。


 


こういうことを尋ねてほしかったのです。


こういうことを実は知りたかったのです。


 


総理の中東訪問の必然性と正当性を国民の一人として何とかして理解し納得もしたかったのです。


推測に過ぎぬが、恐らくご遺族とて同じじゃなかろうかと察するのです。


事の発端はこの辺にあろうかと判断したので是非詳らかにしていただきたかったのです。


 


この様なわたしではありますがお二人のご冥福をお祈りさせていただきました。