老いのひとこと

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先日のこと見慣れないChange.Orgからメールが届いた。


 「竹富島」の自然を守ろうとの呼び掛けでありました。


 「竹富島」とはこれなんぞや、先ずはその位置を地図で調べてみた。


 帝国書院発行の中学校社会科地図にも「竹富島」はちゃんと出ていました。


 尖閣諸島の遙か南方に八重山諸島がある。


 そこには、日本国の最西端にある与那国島西表島石垣島などが在るのだが石垣島の西方に寄り添うように小さき米粒ほどの此の「竹富島」が間違いなくありました。


 絶海の孤島ではないのだが大自然に囲まれた鄙びた此の世の楽園に突如として大手資本が土足で闖入し巨大なリゾートホテルを建設致すのだというのです。


事の重大性に対し諸手を挙げて真向反対の気勢を上げられた若手の陶芸家が一人いられたのです。


 此のお若き提案者にわたしも早速諸手を挙げて賛同の意思表示をさせて頂きました。


 手付かずの純潔さを保つ大自然の佇まいを悪戯に文明の手で穢してはいけない。


 人口に膾炙することのない此の島は死ぬまでに一度は行ってみたい取って置きの場所なのだと云われるのです。


 それは美しいコンドイの浜辺で寝そべってみたいものなのです。


 夜には海中に仰向けになって浮かび満天の星空を眺めてみたいものなのです。


 願わくはその折には手釣りの釣糸を流して大きな鉄砲ギスをゲットしてみたいものなのです。


 死ぬるまでに此の島に渡って絢爛豪華な高級ホテルではなく倹しい民宿に一夜の宿を取って夜釣りするいい夢をみたいものだ。


 集めた署名簿は環境大臣、文科大臣と翁長知事宛てに提出し陳情するのだという。


 


 大方の沖縄県民の民意を楯に翁長知事さんの体を張っての国権への反転攻勢劇は大したものだ。


 一本筋を通した気概と信念の政治家が此処沖縄に居られたことに大きな驚きを禁じ得ないのです。


 辺野古新基地建設差し止めと両両相俟って此の竹富島の大型リゾート地建設工事の動静からも決して目を離してはならないのです。