老いのひとこと

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連休には大阪から孫たちがやって來る。


数少ないおとこ孫のために今年も鯉のぼりを掲げることにした。


50年昔に義父が初孫誕生を祝って張り込んで呉れたものだ。


確かに真鯉こそ傷みが目立ち破れ掛けているがまだまだ元気そうで大丈夫だ。


古めかしい鯉のぼりだが孫たちの成長を願ってせめてもの孫サービスの気持ちを此の時ばかりは現わせねばなるまい。


ところが、どっこい此の金属製ポールを建てらかす作業がばっかいならないのです。


此れこそは寄る年波に勝てそうもなくなった来たのです。


家内は下でポールが風で煽られないように手で支えている間にわたしは屋根に上り屋根瓦に這い蹲ってポール固定の針金捲き作業を果たさねばなりません。


屋根の勾配はたかが知れてはいるが腹這い姿勢を保つことは結構きついのである。


これこそが「這う這うの体」というのであろう。


束の間の滞在で来たかと思えば間もなくして立ち去りゆく孫たちではあるが来てくれるだけでありががたく思わねばなるまい。


だから、難作業だが厭わずに屋根に上るのです。