老いのひとこと

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四月の末日の土曜日に大野のヤマト醤油味噌屋さんへ行って「発酵食祭り」なるものを見学してきた。


森林浴に対し海気浴という言葉があるらしい。


潮の香りを体いっぱい頂戴して來るのも悪くはない。


お空の青色を映した日本海の水面は一層青く美しかった。


もう既にところ狭しと家族連れの来客で賑わっている。


一際威勢のいい気勢を上げる若者たちに高校生かと声を掛ければ金沢大学の学生たちであった。


サークルの仲間たちらしく理学や工学を学んでいるという。


何も聞かなかったが恐らくは何らかの形で産学連携の企画の一環としての参加だろうと察しがついた。


 


此処に来たお目当ては三つあった。


先ずは500円硬貨一枚でお味噌が詰め放題のサービスです。


齢を重ねると羞恥心が薄れるのでしょうかわたしはまるで餓鬼の物をびんするが如く入るだけ詰め込んだのです。


売り子の娘さんの方が恥ずかしそうにしていた。


家に帰り天秤に懸けたら2.4キログラムもあり家内は怪訝そうな顔していた。


二つ目はお味噌の入ったトン汁で咽喉が乾いていたのでとても美味しかった。


三つ目が味噌蔵見学です。


理学博士の称号を有する特異な工場長さん直々の案内を得て味噌蔵の説明を戴きました。


(こうじ)」はコメを蒸して麹菌を繁殖させたもので「甘味」の元となるらしい。


(こうじ)」はキクコウジと呼び麦を蒸して麹菌を繁殖させて作るらしく「旨味」の元となるという。


材料の大豆と米に能登塩を加え此の「糀」と「麹」と共に秋田杉の巨大な味噌樽にて寝かせ熟成させ発酵作用を促がすのだという。


麹菌とか酵母菌とか乳酸菌とか酵素とか活酵素とか或いは発酵であるとか兎に角区別が付かず何が何やら訳が分からないのだが結構面白かった。


活きた酵素を積極的に摂取して身体の活性化を計らねばなりません。


大いに味噌汁を呑みましょう。