新幹線の旅≪6≫

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ハチ公前のスクランブルを渡ってNHKを目指した。


ところが運悪く当日は第4月曜日だったので休館、


スタジオパーク見学は没になりました。


それでその足でテクテク歩みつづけ明治神宮の鳥居をくぐったのです。


正月年賀の人並みをテレビでは知ってはいたが目の当たりに致すはこの齢になって初めてでありました。


鬱蒼と生茂る神宮の森の中を玉砂利を踏んで参道を往くが行き交う人影はあきらかに皆な外国人ばかりではありませんか。


日本国の君主であった明治天皇の遺徳を偲んで此の外国の人たちは馳せ参じたのでしょうか。


問い質す術は皆無ではあったがその真摯な態度からして日本の文物に造詣深き少なくとも日本人以上に日本通の方々に違いなかろうとわたしの目には映った。


確かにアジア系の顔ぶれもあったが半数以上は白色系の家族連れのように窺がえた。


偶々わたしらが遭遇したあの時点では日本人は見当たらなかったに等しい。


とても不思議な気持ちにさせられたのです。


 


処が此処でまたまた大失態を演じてしまったのです。


今更気付いても後の祭り、愚か者の仕出かした大失策にまさに笑止千万ではないか。


おのれ自身に腹が立つ、情けなく不甲斐ない、恥ずかしくてこれ以上の悲しい出来事はない。


明治神宮に来て至誠館を見落とすなんてこれ程の愚挙はないではないか。


いや、見落としではない、抑々此の宮社に至誠館ありき事すら知らなかったのです。


若しや五輪まで此の世に御縁あらば或いはひょいとして再度上京の機会があるのかも知れないのです。


其の際には眞實防具を担いで出稽古を申し込まねばなりますまいぞ、弓矢まで携えることは憚ることに致しましょう。


真面目にそんなことを思ったりもした。


 


 


原宿駅より東京駅に戻り改装新しい構内をやっとの思いで見物しました。


二人とも棒のような足を引き摺って「八重洲ターミナルホテル」に傾れ込んだのでした。