老いのひとこと

イメージ 1



七夕の日に角谷先生のピアノ弾き語り「セラピーコンサート」を聴きに参りました。


ふれあい体育館のロビーの張り紙にて7月7日午後1時より鶴寿園での開催を知りました。


現役のお医者さんでもあり取り分け音楽療法分野では県下の第一人者で居られるらしいので飛び付いた。


癒しのメロデーの中に身を置いて暫し安息の一時を堪能するのも悪くはない。


会場には座椅子が50脚以上配置されていた。


此の施設がら圧倒的に年配者ばかりです、勿論デイサービス中の車椅子のお方も居られました。


電動ピアノなので当然その両脇には立派なスピーカーがあってボリュームたっぷりの心地よい音色が奏でられる。


医師であるとは言え本格的に声楽を修業為されたのかなかなかの腕前ではありませんか。


二流三流の歌手出し抜けの歌唱力ではありませんか。


何時の間にかうっとり聞き惚れ音楽の世界に閉じ込められてしまっていた。


懐かしの童謡メドレーに始まって千昌夫津軽平野森山直太朗のさくらを熱唱なさった。


迫力ある生の楽器の音響と腹の底からしぼり出る豊かな声量に只ひたすら満足いたしたのです。


次いでプログラムには「みんなで歌おうコーナー」と云う粋な取り計らいが設けられていた。


先生のピアノ伴奏に合わせて七夕様から兎追いしかの山の歌、お背戸に木の実の落ちる夜はと謳い最後に春のうららの隅田川を声を限りに歌ったのです。


素敵な音楽を聴くだけの受け身のコンサートからより能動的に自分の身も心も乗り出して癒しの空間を自ら求め得たのです。


大昔に歌声喫茶で「炎の歌」を熱唱したあの時のあの感覚がほんの少しだけだが甦ったような気になった。


「ありがとう感謝」の気持ちでいっぱいでした。