老いのひとこと

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我が人生ままならず意に反して背戸の雑草は伸び放題だし部屋の中は散らかし放題で足の踏み場がない。


おまけに我が血中のヘモクロビンの濃度は下げ止まりと云おうか一定レベルで高止まり減糖作戦も中々ままならない。


孫たちも寄りつかず踏んだり蹴ったりだ。


すると自ずと粘土遊びと云おうか粘土いじりに執着してしまうのです。


わたしにとっては最早意のまま思いのままと相成るものは此の粘土細工しかなくなった。


 


暑いさなか褌一貫で汗だくになって此の度は「水滴」に挑戦してみることにした。


下手の横好きだが少しだけ書をやる。


これとて飽くまでも自己流に過ぎぬが一応は用具は持ち合わす。


失敗すれば醤油注ぎにでも代用しようと「水滴」とやに挑んでみた。


以前の「土鈴」作りの要領で作業ははかどったが注ぎ口の高さの位置と切り口の勾配に神経をとがらせた。


果たして水滴が一滴一滴したたり落ちて呉れるものか。


仕上げた後ネットで図鑑を見るとわたしとそっくりさんがいるではないか。


名前を見てびっくり仰天、何と三代目徳田八十吉ではないか。


ウソ偽りなく此の際は誰かさんのように模倣とか盗作も為してはいない。


正真正銘、此の拙き者の創作に違いない、天地神明に懸けて誓う。


やはり、北陸の土壌が醸し出す共通の感性なのかと独り感心したり悦に入る大バカ者が此処にいる。


彩色彩色、問題は此の彩色なのですよ。