老いのひとこと

イメージ 1


イメージ 2


イメージ 3


イメージ 4



世界遺産にまで為り掛けていた「憲法9条」が無慈悲にもご破算となってしまいました。


70年間大切にしてきた宝物のお茶碗が音を立てて木っ端微塵に割れてしまったのと同じです。


瞋恚の炎を燃やす義憤と悲憤に暮れたその翌日の19日、未だそのほとぼり醒め切らぬ熱き想いを是非中央公園に届けてみようと何時ものようにペタルを漕いだ。


ところが駄目でした。


何せ携帯電話もスマートフォンも何も持たない偏屈者です。


持たない使わない主義者なので情報が入らないのです。


後で知り得た事だが当日はどうも会場を内灘の旧米軍試射場跡地に移しての事であったらしい。


惜しいことをしたものだ、記録的遠乗りの好い機会を逃してしまったのです。


此の日の香林坊から中央公園一帯にかけてはジャズフェステバルストリートと銘打って賑々しく軽快なる華やぐリズムに満ち満ちていた。


平和主義が壊れたはずなのに何ゆえ以って斯くも日本の国は平和なのだろうか不思議で堪らなかった。


若し此の場に奥田愛基さんが遭遇したと致せば如何なるコメントが発せられようかと勘繰ったりもした。


 


お蔭で一度も訪れたことがなかった「椎の木迎賓館」の内部をつぶさに鑑賞できた。


玄関正面の全県地図で内川ダム上流の菊水集落跡から西谷と東谷を確認し三輪山山麓の16枚花弁菊の自生地の付近を懐かしんだりした。


樹齢參百年という椎の木の下で「椎の実」を採取した。


敗戦の当時池田町に住んだわたしは丁度此の「椎の実」を拾って腹の足しにした事を思い返していた。


秋の最たる味覚「椎の実ご飯」にして賞味する事にしよう。