老いのひとこと

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九死に一生を得たと云うても過言ではない。


正月早々飛んでもない題材で正直のところ大いに気が引けるのだが兎にも角にも事無きを得たのでアップしてしまった。


家の前で孫が車に撥ねられ大きな衝撃音と共に路上に転がったのだ。


目の前だったので弥が上にも事の一部始終が眼中に飛び込んだ。


家内に119番通報を絶叫しながら、わたしは最悪の事態を想定せざるを得なかった。


意識を取り戻せ目を開け泣き声を挙げろと矢継ぎ早やに神に願った。


逸早く息子はわが娘を抱き起したようだ。


その瞬間、孫は両目を見開きこちらの問い掛けに軽く応じたではないか。


「頭が痛いか」と必死の問い掛けにも首を振って大丈夫のサインを出して来た。


一先ず、大きな安堵を得た。


担架に乗せられ救急車に収容される時も殊更痛みを訴えることはなかった。


県警パトカーが2台到着し現場検証と事情聴取が続いたが搬送先の病院からの第一報が気が気ではなかった。


同乗した母親から間もなくして頭脳への損傷は現段階に於いては見当たらないとの朗報が入ったのでした。


次兄の愛犬がダメージを受け、長兄には息子娘に食中り中毒が降り懸かり、そして今また三男坊の身に一大事が襲い掛かったことになる。


文字通りの受難続きになる。


偶々、此の際も厄除け初詣でと墓参に出掛けようとした矢先の出来事だったのです。


不幸中の幸いだったので間違いなくこれは御利益の前受けがあったことになる。