古い話しです。
昨年の年末が押しせまる頃にNHKTVが面白い番組を映していた。
日本人のルーツ探りと銘打って縄文時代の生活をとても判り易く興味深く紹介していたことを今思い出すのです。
縄文人のDNA鑑定とおのれ自身のDNAとの類似点を遡求できる画期的時代にあるのだという。
また、国宝級の土偶がある事も教えていただいた。
土偶にはビイナス像女神像と母体の像が沢山あってどうしたことかその多くは壊れた形で出土するのだという。
生命の誕生を担える母体に尊崇の念を込めて祈りを捧げた象徴が土偶であったのでしょうか。
安産と多産をひたすら祈りそして壊したのでしょうか。
出産を見てから感謝の意味を込めて土偶を割って葬ったのでしょうか。
出生率1.8を目指して今まさに新三本の矢が威勢よく放されました。
アホらしいことは承知の上で、どなたもいらっしゃらないので此のわたくしが土偶づくりを思い立ち試してみることにいたしました。
処がそうは言うものの、行き成り母体像は素人の手には負えない難解過ぎる。
此の胸像は頭に髪飾りをしているので当然女性に見立てているのです。
鼻筋は白粘土で強調してみたのだが収縮率が異なるので果たしてくっ付いて呉れるか心配だ。
壊れてもともと、遠き遠き日本国の未来像に明るい望みを託して地中奥深くに葬りたい。
併せて、紛争なき平和な人類の到来を希い地中奥深くに葬ります。