老いのひとこと

イメージ 1




信奉する「荒木式減糖レシピ」を裏付ける「ロカボ生活」を推奨される山田悟医師のことを新聞の広告欄で知った。


久方振りに目からうろこが落ちる思いを実感した。


血糖値を下げるホルモンがインスリンであれば逆に血糖値を上げるホルモンがあるらしくグルカゴンやカテコラミン等々数多くあるのだという。


それは、人類が飢餓との戦いの歴史の中で自然に身に付けた生き抜くための術なのだと説明される。


成るほど、わたしの幼少期は腹を空かせてひもじい思いを強いられた其の付けがHbA1cの高止まりに起因しているのかも知れないなんて馬鹿げたことを考えながらひとり吹き出すしだいだ。


ところが、此の山田先生の書物にはHbA1cの話は何処にも出て来ない。


出て來るのは、10年前の医学の常識は今では通用しない非常識となってしまったのだという日進月歩する医学の世界の話ばかりなのです。


聞き慣れない「ロカボ」が頻発する。


「低糖質」を英語で「ローカーボハイドレード」と表すらしく略して「ロカボ」と云うのだという。


緩やかな糖質制限を試してみなさと云う優しいお誘いの書物なのです。


糖質とか糖類とか炭水化物を拒否したり否定し去って摂取しないと脳味噌にダメージが来るし赤血球が働かなくなり全身が酸欠状態に陥るのだという。


 


若い頃はともかく齢を重ねるに従いご飯の量を減らしなさいと重ねて強調されるのです。


大盛り一膳飯はとんでもないお茶碗にうっすら半盛りに徹しよう。


焼き芋、バナナ、日本酒も此の際少しばかり遠慮しましょう。


代わりに、焼酎ワインに切り替え、魚やトンカツ、バターチーズに御野菜をふんだんに摂りましょう。


HbA1cなんて恐れるに足りぬことを立証し体現致さねばなりません。


先ずは何より先に家内への共通理解と協力要請を為さねばならないが継続中の「荒木式減糖作戦」の延長線上にある事なので世話はないことなのである。