2016-09-08 老いのひとこと 無題 #日々の出来事 一の橋の上流には二の橋三の橋が架かりその遥か源流を辿れば源左衛門や七郎兵衛直玄の御影を微かに見届けたりもしたが最早それらは儚くも夢幻と消え去っていった。 やっとの想いで一の橋を渡り終えた人面獣心の仮面の主は橋の袂に佇んだまま動こうとはしない。 先日の濁流に流され二の橋も三の橋も姿を消した。 寂しい限りだ。