大阪の旅≪3≫

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  1. 安来節は聞いたことはあるが足立美術館は聞いたこともなかった。


島根県安来市に此の美術館はあった。


さすが日本一だと言うだけのことはある。


何と広くして美しい実に素晴らしい美術館であることか行って見て始めて分かった。


足立全康という明治から平成の世まで生きた名足る大実業家がすべて私財を投じたのだという。


尋常小学校出の貧農の子が商売で財を成し名を遂げて故郷に物凄い錦を飾ったことになる、驚き以外の何物でもない。


周囲を取り巻く遠き山々を背景に実に広大なる枯山水の世界を此の世に再現したものだ気が遠くなる。


館内には夥しい数々の画聖横山大観の名品が一つ一つ異彩を放ち眩い限りだ。


日本人の魂が凝縮したような一つ一つの秀作の前に佇めば日本人としての誇りを感じ同時に日本人で在ってよかったなあとつくづくその思いが突き上げてくるのです。


足立全康氏は遍く多くの日本人に此の感動を共有してほしかったのでしょう。


此の感動を分け与えたい強い願いがあったのでしょう。


確かに平日にもかかわらず多くの日本人が日本画壇の巨匠たちの作品を具に鑑賞なされていた。


処が遺憾ながら場違いな一部日本人の輩が突然哄笑を発したり余談雑談を弁えずに吐き散らす。


恥知らずメと義憤を禁じ得ない。


幸いなことに此の日は唯のお一人も外国人の来館者が居なかったことだ。


フラッシュ撮影同様この種のオバはんたちにもお灸を据えて頂きたいものだとつくづくそう思った。


 


 


わたしの身もこころも芸術色一色に染まってしまいました。