ひるおびでお馴染みの宮家邦彦さんの講演を聞く機会がありました。
そもそも地政学とは一体何ぞや然程の予備知識もないまま拝聴するに及んだので猶の事難解すぎて情けなや珍ぷんかんぷんではないか。
横文字専門用語が矢継ぎ早やにビュンビュン飛び出しおまけに話題が次から次へと急旋回し此の先生の論旨の展開がわたくしにとっては余りにも速すぎました。
混沌とした国際情勢を縦横無尽に快刀乱麻を断つように分析なされる。
頭脳明晰なる先生は頭脳の回転よろしく理路整然と説かれていられるのでありましょうがわたしには輪郭も焦点もぼやけたままで拙い頭の中がくらくら致すだけでした。
マイケル・サンデル先生の講義をテレビで視聴したことがあったが今回はそれよりもより一層生々しくおのれの非力さに涙せざるを得なかったのです。