老いのひとこと

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ほんのしばしの滞在でした。


みんな揃って我が家の狭い居間にすし詰めになっておせちとくら寿司の盛り合わせお寿司セットをつつき合いながら倹しく倹しくお正月を祝いました。


白山さんの初詣は大渋滞は必定なので頭から敬遠し孫たち共通のお楽しみはもう手取フイッシュランドしかありません。


遊園地では飽きる程遊んだのでご褒美のお年玉に金魚をプレゼントされたと云って喜び勇んで持ち帰ってきた。


早速孫たちは相談したらしく大阪まで持ち帰るのはやめて家の前の小川に放流してあげることにしたのだいう。


幼い孫たちにしては上出来です。


聞き分けがよくとてもご立派なことでした。


「元気でね」


「仲良くしてね」


「大きくなってね」


「また来るね」


と名残惜しんで口々に大きなお声で呼びかけていた。


 


次の日には孫たちが「バイバイーありがとう」「また来るね」「また来てね」と何度も何度も口々に大きな声で呼びかけてくれた。


何度も何度も念を押しながらじいじばあばの元を名残惜しそうに離れて行った。


わたしたちも名残惜しそうに孫たちを見送りました。


寒む空には欠けた寒月が冴えわたり金星でしょうか一際光り輝くお星さんも別れを惜しんでくれているようでした。


 


 


なお、金魚放流は自然界の掟に反する残虐なる不法行為であることは敢えて孫たちへは口外しなかった。


孫たちの成長と共にそのことに気付き事の分別を自ら考える良い機会にしたら好かろうかと思った。