老いのひとこと

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あれから早や六年の年月が過ぎました。


未だに帰宅敵わず仮住いの方々が大勢いらっしゃる、さらには未だに行方知らずの御霊があまたさ迷うという。


その辛苦のほどは量りようがない。


福島でゴミを拾い草をむしったがそれがどうしたというのだ。


取るに足らぬ単なる自己欺瞞に過ぎなかろう。


大川小の校庭に立って手を合わせました。


それがどうしたというのだ偽善者ぶるな、止めときなさい。


 


何もせずにのほほんとそれこそ無為に六か年が過ぎました。


只これではいかん済まん事ではないかとおのれには云い聞かせて来たつもりではいる。


つまりは、皆さん方の事を胸に刻んで齢を重ねることができましたと申したいのです。


 


その間、わたしは相も変わらず此の小舟に揺られながらワードと戯れ合っております。


此れみな「震災311」へ向き合う皆さま方から戴く生き抜くバネのお蔭です。


 


 


操舵もなく往く宛てもなくたださ迷い続けますが厚かましくも常しえの楽園に辿り着けますようお導き願えませんでしょうか。