老いのひとこと

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無断掲載



衆参両院の予算委員会での閉会中審査をテレビで見た。


併せて10時間に及ぶ長編ドラマであったが一部を除けば退屈することはなかった。


随所に山場があり盛り上がりを見せたが残念ながら喫緊の課題たる加計騒動の結末が一向に見えて来なかった。


誰しも続編の設定に期待するところは大きいのではなかろうか。


このまま尻きりトンボで終わらすならば取りも直さず騒動収束のチャンスを見す見す取り逃がすことになりかねない。


疾しきことのない、又一点の曇りもない岩盤規制突破劇を演じたいのならば野党攻勢を堂々と迎え撃つ最強の論陣を張ればそれでよいことでしょう。


答弁書を恰も空念仏を唱えるように棒読みしたり記憶にない記録もありませんの国会専用セリフの連発は如何なものか、どうしても不誠実に映っても仕方がない。


 


こんな場面があった。


野党議員が総理に答弁を求めて質問を繰り出す。


処が担当大臣が横槍を入れるように「このような些末なことを総理に問い質すは怪しからん」と云って自らマイクを取った。


質問する桜井議員は激怒して「出ていけ」と一喝、「こちらの質問事項を些細な事とは何事だ」「有権者の意思への冒涜だ」と声高に叫んだ。


場所を弁えない罵声だったので些か驚いたが絶大な権力を後ろ盾にする政権与党に対し微塵の躊躇もなく逆恫喝する姿には政治生命をも賭す殺気すら感じ取った。


双方ともに誠の応酬ではあったが何れの誠に真の誠意ありやと問われれば言わずもがなではないでしょうか。


誰しも正義の味方でありたいのです。


 


なお、両者の応酬問答の文言には正確性を欠く恣意性に富む適当な表現を用いております・・・。