老いのひとこと

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民の財産と生命を守り安心安全を付与するのが政治家のお勤め、お医者さんは民の健康と命を守ってくださる。


お坊さんなど宗教に携わる方々は我々民の生きて行く上での道しるべを授けて下さる。


悩みや迷いで悶え苦しんだ時に優しく手を差し伸べて癒して下さる。


ところが正直云って、お釈迦様と阿弥陀様の区別もつかぬ者にはその有り難さを実感したことがないのです。


正直、わたしが苦しんだときにわたしに手を差し伸べてくれたものは誰もいない。


ほとけからも見放され相手にされない、そんな自身を尚一層さげすみ自身をしいたげ続けた。


いつの間にかわたしは無神論無仏論に無意識的に近付いた。


神や仏とは縁遠く其の恩恵にあずかることもなく此の歳を迎えてしまった。


世に数多の高僧たちの名著が立ち並ぶが不甲斐なくも此のわたしにはそれを読み解く素養も読解力もない。


これでは救われないと気づき教養講座に日参致せども事は捗々しく運ばないのです。


今回は神主さんのお話で喜び勇んで進講しましたが生憎「神社検定」の入門手解きで在りました。


 


三者みな夫々思い通りには行きかねる。


急いては事を仕損じるという、なるほどその通りでした。


迷える子羊ならぬ迷える老羊が此処にいる。


気長に待ちましょう。