老いのひとこと

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老人ホーム鶴寿園で催された樹木剪定講座に顔を出してきた。


定員10名の中に名を連ね此の年寄りが臆面もなく参加してきた。


何事であれ積極果敢にわが身を晒け出すことにこそ意義があろうかと挑戦してみたわけだ。


喜び勇んで軍手と剪定鋏と雨合羽を持参して臨んだ。


幸い雨は降らなかったが剪定実習は省かれてもっぱらレクチャーだけで些か気落ちしたしだいだ。


でも講師の話に耳を傾け一言一句聞き漏らすまいと神経を尖らすこと自体に意義がありましょう。


お坊さんのお説教と異なり有り難さは然程感じないが知的好奇心をくすぐられとても面白かった。


 


勉強になったこと


①選定される枝の名称が10種あることー芯、枯れ枝、徒長枝、並行枝、下がり枝,胴ブキ、逆枝、交差枝は何となく分かるがヒコバエとフトコロ枝は聞いたことがなかった。


②アメヒトなどの毛虫駆除に殺虫剤散布に伴う弊害として土壌汚染のこと―枯葉を分解する微生物やミミズまでも駆除してしまう。


③剪定後樹木に肥料を施すことー枝下付近に油粕を埋める化成肥料は余りよろしくない。拝聴するご婦人の御方が廃油などでもお宜しいでしょうかと突然ご質問なされ緊張の場面が一気に和むと同時に爆笑を誘ったのでした。


 


講師の先生は緑が大好きな人になってください、自然が大好きな人になって地球を愛する人になってくださいとおっしゃる。


非常に共鳴できる立派なお言葉ではあったが只選挙のことと重なり緑色が好きな人には些か引っ掛かるところが在って合点し難く感じました。


また、最後に草むしりの大好きな人にもなって欲しいと結ばれましたがこれには耳が痛くむずかゆい思いを新たに致した次第なのです。