老いのひとこと

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どうしようもない歯痛の際には歯医者さんの有り難味を嫌と云うほど感じ入ります。


若いころには痛くもないのに歯医者へ参ることは絶対になかった。


ところが齢が行くと老人医療とか予防医学の面からか知らぬが歯の掃除の案内状がよく届くのです。


仕方がないので痛くもないのに歯医者さんへ赴き掃除をしてもらう羽目に至ったのです。


正味60分以上豪く懇ろに至れり尽くせりの大サービスです。


歯医者さんにすれば歯のお掃除だけでは商売にはならぬのになあと思ったその矢先、案の定次回には虫歯治療に来週の月曜日に予約を入れますがご都合は如何でしょうかと畳み掛けられるではありませんか。


更に続けざまに下の犬歯が痛み掛けてぐら付き始めたので此の際に抜いて入れ歯に致しましょうかと勧誘の手が伸びる。


いや先生、抜くのだけはご勘弁願います。


入れ歯は抜けてからにお願い出来ませんでしょうと懇願する有り様なのです。


だから、そのような訳でわたしは歯医者さんを余り得手とは致しませんのです。