老いのひとこと

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今日も申し分のない秋日和です。


今日は玉ねぎの苗の植え付けを買って出る。


やっさん御手植えの苗が目の前にあるがどうしたことかみな至ってか細い。


天候不順が災いしたのかみな育ちが捗々しくなく腺病質ではないか。


まるでみな線香花火か待ち針のようです、マッチの棒のようにも覗えるし中には綿棒級に育っているのも見受けるが概してみな貧弱と云うしかない。


何分、小作人がしゃしゃり出て地主さんに物申すわけにもいきますまい。


深雪に堪え根を張り収穫の初夏を迎える保証は果たして如何ほど在りましょうことか。


雪が融けるように此の苗たちも姿かたち無く消え失せはしまいか。


老躯にムチ打ち100本近く植えたところでおのれの限界を知った。


無理は禁物、御身大切、腰を伸ばし天を仰ぎながら労働の歓びに浸ったのです。


秋は喨喨と空に鳴っているではないか。