老いのひとこと

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取るに足らない馬鹿げた話ではあるがどうしたことか気になって仕様がない。


いつもお世話になるふれあい体育館の下足置場の棚の上に赤い幼児の運動靴が片方だけ放置されている。


どうして一足だけ置き忘れたのだろうか帰るに際し気付かぬはずがない。


片足だけで帰れるはずはなかろう、ならば何か事情があって靴を履けなかったのだろうか。


恐らく足をくじいたか捻挫でもして痛くて履けなかったに違いはない、そうに決まっている。


でもなぜ取りに来ないのか、取りに来れない何か事情があるのか、これまた不思議でならない。


赤い靴を履いてた女の子が居たことには違いがない。


片足を残したまま異人さんに連れられて行ったのでしょうか。


その子は今どんなお顔で失ったお靴に思いを寄せているのだろうか。