老いのひとこと

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いつものコースの終盤近くで目にする山茶花の生垣です。


さほど珍しくもないがわたしのコースでは此の清閑な村落の一角が好きだ。


わずか四五間ばかりの空間にすぎぬが其処を彩ってくれる。


刈込の行き届いたこざっぱりした緑の壁が気に入る。


遠くからは緑一色にしか見えないがだんだん近付くにつれ其処には真紅の花が浮かび上がる。


近視ではあるが見えないわけではない、色弱にすぎないだけである。


赤と緑の色覚異常者です、男性なら20人に一人女性はX染色体が二つあるので確率は低く500人に一人の割合なのだそうだ。


緑の中に赤紅色が現われることは此れ驚きであり発見でもあり異次元の二つの世界を体感できるのだからまんざら悲観するほどでもなさそうだ。


何処までも純眞な緑色を愛でそしてときめく真紅の色香に見惚れる。


一挙両得、これぞ儲けもの。