何か在るだろうとは薄々感付いてはいたのだがやはり案の定、鶏小屋のやっさんは体調不良を訴えられた。
何かの拍子にひざっこぶを傷め歩くのが難儀なのだとおっしゃる。
楽まつなやっさんは「てめえさん、適当にやって呉れ」と云わんばかりに何とも大らかだ。
サヤエンドウとそら豆は折からの強風に煽られて地面に身を伏せる。
おまけに雑草生い茂り、除草やら支柱仕立てにそれはそれはてんてこ舞い。
更にはやっさん依頼の枝豆のタネ蒔き作業が待っている。
腰を屈め身を屈め体力と気力の限界に挑戦するしかない。
青息吐息で天を仰ぎて水分補給を致せばお天道様は見下ろし笑ってる。
せめてもの救いは我が手植えしジャガイモに芽吹きの兆候をみたことだ。
発芽率100%には行かぬにしてもほとんどが出揃って呉れたようだ。