手持ち無沙汰を紛らわそうと額谷の林道へ入る。
何年振りかで御廟谷へ伺おうかと路肩に車を止せたが若しや他の車両の障害になれば一大事と拝観は取り止めにした。
さらに奥へ進めば開けた箇所に出くわし車を降りてしばし憩う。
澄み切った小鳥のさえずりがこころを洗う。
繁みの中にマタタビは一目瞭然として分かった。
夏梅の異称の通り清純な花をつける。
傍らにはしょうずが湧き三つ葉が群生する。
足もとには半熟腐葉土が敷き詰める。
旨いことに土嚢袋とスコップを持ち合わせたので此れ幸いと持ち帰った。
夕刻を待って畑へ行きナス、トマトらへの追肥と灌水を施してきた。
今日もつつがなく暮れゆく。