老いのひとこと

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此の家の( あるじ)に似たのでしょうか我が家の朝顔は風変わりでへそ曲がりです


異常とも云える今年のあの猛暑の最中には一向にその気配すら覗わせなかったものがどうしたことか秋の気配が深まるに連れて一気に咲き始めたではありませんか。


誰かさんに似て此の御方も相当の天邪鬼さんであられます。


一昨日には四つか五つ、昨日は一輪だけ萎んだ寝ぼけ顔して咲いていた。


それがどうしたことか今日は未だ嘗て斯くも賑々しく一度に開いたことがないくらい大勢で咲いたではないか。


20℃を割る冷気漂う小雨にも拘らず凛として咲いてくれた。


見る者の気持ちはスカッと晴れ渡った。


雨傘を差しての一時の鑑賞です。


それにしても此奴は何と偏屈者かと感心しながらも少なからず愛着心がふつふつと湧く。


 


 


何の気なしに歳時記のページを捲れば朝顔の季語は秋であると書いてあるではないか。


 


 


我が家の朝顔には寸分の狂いはなく正気の正統派の朝顔でありわたしの感覚だけが物の見事に狂っていたことになる。


 


 


蛇足ながら此れは昔からの和製朝顔であって隣に寄り添う琉球朝顔ではない。


 


 


その翌日には紫花が仲間入りした。