老いのひとこと

イメージ 1




全てが終わり事切れてからさて何処に落ち着こうかと狼狽えるより早目に安住の住処を確保して置いた方が善いに決まっている。


表札に「佛」の一文字を所望したのだがふと「佛心」の方がよさそうに思えたので変更を願い出た。


先日には石材屋さんから彫り込む先に文字面を確認してほしいとの連絡を受けて此の目で確と見届けたきた。


それは立派な家紋入り表札を目の当たりに致せば自ずと身が引き締まる。


 


それに先立ち一体何を為すべきか何を為さねばならぬのか。


何よりもこころの準備を為さねばならぬことは百も承知するがいざ何を為せばよいかを自問すれば何ら正解らしき名案が浮かんではこない。


困ったものだ。


幾つになっても不甲斐ない。


早目に宿題をこなせばよいものを切羽詰って出がけになって慌てふためく幼いころからの悪い癖から今以って抜け切ってはいないではないか、呆れたものだ。