老いのひとこと

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明けがたの空に寒々と月が残る。名残りの月と云うらしい。


風雅なお月さんを真正面にいただいて朝の体操に打ち興ずる。


東に宵の明星を伴にして何と風雅なお人が居たものだ。


清々しき天空と大宇宙を天上に仰ぎながら且つ独り占めせんとする慾張り屋さんなのです。


誰一人とて咎めるものなしふんだんに大氣を吸い込み宇宙の霊気や鋭気を丹田に閉じ込める。


そして吽形と共に雑念煩悩を吐き出し朝の醍醐味を味わう。


 


残月を


  掴み取らんと


      手を伸ばす


 


 


平成最後の二二六から早や弥生三月雛祭りもすぎたか瞬く間です。


 


恒星惑星衛星たちの自転公転の周期など天体の絡繰りはからっきし分からぬが間違いなくお月さんは動いている。


ここのところは名残惜しそうにお姿を隠されました。