老いのひとこと

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わたしの人生には利殖とか蓄財マネービルとは全く縁遠い。


むしろ真逆でシリの毛まで毟り取られた間抜けさんなのです。


連帯保証の押印が元でなけなしの退職金は愚か保険の解約まで強いられそれは苦い経験の持ち主なのです。


そんなわたしだが此の齢になって漸くにして小さいながらもひと山当てる事が叶ったのです。


財テク錬金術はこんな身近なところに転がっていたとは知らなかった。


今は既に畑終いの身なれど嘗てヤッさん農園を手懐けた折り「浅葱( あさつき)」を栽培した。


栽培と云うより球根を地中に埋め込んだに過ぎない。


十個ほどに過ぎなかったその数が十倍二十倍は愚かそれ以上の物凄い繁殖力で実ってくれた。


これぞ利殖の醍醐味かと確と味わう。


細やかながら御身お一人様だけで細々と収穫祭を祝ったのです。


微塵きりした球根はピリッとした爽やかな味がして何とも言えぬ絶品です。