#冬

老いの回想記≪137≫

その八 ブーメラン 返る内川 春いずこ 竹に学ぶ 雑念を払う安易な策として私は校舎の窓からよく黙然と竹藪に目をやる。 医王の雄姿を背景に竹林がいやでも視界に入った。 紛れもない孟宗竹に違いはない。 冬の竹はどことなく項垂れ生気なくくすんだ色にみえ…

老いのひとこと

毎年のことながら12月の初め頃にどか雪が來る。 決して根雪にはならずに一度は消え失せるはずだ。 ところがどうしたことか今年は些か異変を来たしているようだ。 ここ数日来よく降るではないか。 雪かき出動を繰り返す。 絶好の地の利を活かしふんだんに…

老いぼれの独り言

いろんな事があるものです。 憤懣遣る方なしと云ってもいい。 留守中に拙宅の郵便受けに不在連絡票が入れられていた。 12月3日の日付で同じものが2枚入っていた。 7日に帰って気付いたが週明けの9日に 再配達の依頼の電話を入れた。 処が、その日の5…

独り言

案の定、巨艦「大和」は物の見事に轟沈した。 存命の者五十数名に過ぎず、大方の者たちは野田政権と運命を共に海底に沈んだ。 弔いの意味を込めて、NHK「Eテレ」は午後8時以降テロップを差し控えて「日曜美術館」を粛々と放映した。 次いで「らららク…

老いぼれの独り言

宇宙創造の神々の逆鱗に触れたごとく 日本列島に激震が走った 幾多の同胞をして震撼させ続けている こんなときにこそ 臍下丹田に胆を据えて 沈着冷静なる対応が求められようぞ!

独り言

たわいない呆れた愚痴 こんなことにしか活路が開けない 気が回らない 雪よ降れ もっと降れ 老いの気骨を発き出せ 老いの階段下りるより 老いの階段昇らねば スコップ振り振り投げ捨てて いつの間にやら下手投げ 右下手を会得せり 雪の合間に一服し 天の恵み…

独り言

くろゆりGさん 素晴らしい達見を頂戴いたしかたじけなく存じます。 ありがとうございました。 わたくしもとよりお酒は大好き、それ以上に下手糞ながら 剣道をこよなく愛しております。 従いまして、剣道論議に喧々諤々口角泡を飛ばして 話しに花を咲かせる…